トゲナシトゲアリ 2nd Single「気鬱、白濁す」レビュー
ホーム>トゲナシトゲアリ
2023年8月30日のトゲナシトゲアリのセカンドシングルです。
曲の作成に関わった方々の過去の活動内容や曲に対してのレビューをしています。
CD概要
収録内容
【発売日】2023年8月30日(水)
■収録曲
01.気鬱、白濁す
02.理想的パラドクスとは
03.気鬱、白濁す(Instrumental)
04.理想的パラドクスとは(Instrumental)
気鬱の意味
“気がふさいで晴れ晴れしないこと。” 出典:Oxford Languages
デビューシングル『名もなき何もなし』と同じように
エモかっこいい楽曲となっています。
収録楽曲紹介
「気鬱、白濁す」
作詞:Misty mint
作曲:Misty mint
編曲:玉井健二/KOHD
Misty mintさんの参加作品
・「Ivy Ivy Ivy/Aimer」作曲
前作「名もなき何もかも」では、キーボードソロが魅力の一つでしたが、今作では初のギターソロが追加されました。
この楽曲は、前作に続いて「トゲナシトゲアリ」の特有の雰囲気が感じられる歌詞と、キャッチーなメロディが融合した作品です。ギターソロの導入は、バンドの新たな進化と音楽的幅広さを感じました。
歌詞は「トゲナシトゲアリ」の特有の空気感をよく表現しています。その一方で、キャッチャーなメロディが歌詞を引き立てます。
ギターの桃香とキーボードの智が、リードとリズムの役割を代わる代わる担当することで、バンド全体のダイナミックな演奏が楽しめます。
新たな進化を感じさせる一曲で、キーボードとギターの対比、歌詞とメロディの調和が、この楽曲の魅力を一層引き立てています。
相変わらずの清純派の見た目に反した激しいドラムと弾くのが大変そうなキーボードの楽曲となっています。
「理想的パラドクスとは」
作詞:キクイケタロウ
作曲:キクイケタロウ
キクイケタロウさんの参加作品
・「朝顔/堀江由衣」作詞・作曲
インパクトあるイントロから始まる音楽が、ディレイの効いたギターの響きとともに耳に残る印象を刻みます。さらに、その奥深い歌詞には、暗い感情や儚い思いが込められ、その中に隠された深いメッセージが心に響いてきます。
仁菜の歌声とMVの融合は見事で、この曲の真髄を引き出しています。MVもその特異な世界観を美しく映し出し、楽曲の持つ感情を一層引き立てています。
そして、ルパによるブリブリとしたベースの演奏は、曲全体に力強さと存在感を注入し、聴く人の心を強く引きつけます。
歌詞には、仁菜が高校中退した過去に触れた一節が含まれている印象を受け、仁菜の思いや過去の経験がにじみ出ています。この歌詞は、聴く人に感情的な共感を呼び起こし、トゲナシトゲアリの内面の葛藤や成長を感じさせてくれます。
ライブでイントロのギター聞いた瞬間めっちゃ盛り上がるやつ!
早くライブで聞いてみたい!!
まとめ
1st Singleでは智のキーボードが曲を引っ張っていっているイメージが印象的でしたが、このCDでは桃香のギターが光っています。
特に「理想的パラドックスとは」ではギターが曲の中心ともいえる構成になっているので、私のようなギタリストも待ちわびて、歓喜した内容となっています。
徐々にトゲナシトゲアリの方向性がみえてきた今作です。これからの活躍にさらに期待が膨らみます!
コメント